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進化する住宅 ─ 変わり続ける基準と価格の関係

🔹昔の家と今の家、見えない部分がまるで違う

ここ10年ほどで、住宅の性能は大きく進化しています。


見た目は同じような2階建てでも、使われている断熱材・窓・構造の強さ・設備の省エネ性能まで、
あらゆる部分で基準が底上げされています。📈

 

1981年の「新耐震基準」、そして2000年の建築基準法改正を経て、
日本の住宅は“倒壊しにくい構造”へと進化してきました。


それでも国は今もなお、耐震や省エネ基準のさらなる引き上げを進めています。

背景には、地震への備えや気候変動への対応、
そして「長く使える家を社会全体で増やす」という考え方があります。💡

 

 

昔の住宅は30年ほどで建て替えることも多かった時代。


今では「100年使える住宅を目指す」という考え方も広がり、
国の「長期優良住宅制度」でも住宅の長寿命化が推進されています。


つまり、時代は“建てて終わり”から“育てて住み継ぐ”へと変わりつつあるのです。✨


🔹補助金のハードルも年々アップ

住宅の性能基準だけでなく、補助金制度の内容も年々厳しくなっています。

たとえば「ZEH(ゼッチ)住宅」──


使うエネルギーよりも創るエネルギーが多い“省エネ住宅”を建てると、
補助金が受けられる制度があります。🌞

 

以前は、断熱やエネルギー性能を示す省エネ計算書だけで申請できましたが、
最近では補助金の種類によっては構造計算書などの添付が必要なケースも出てきています。📑

 

つまり、省エネ性能だけでなく、
建物の安全性や設計の信頼性まで確認されるようになってきているのです。
(※すべての補助金で必須というわけではなく、公募要領によって異なります。)

 

 

補助金をもらうためには、設計段階から「どの制度を使うか」「必要な書類は何か」を確認しておくことが大切です。💬


🔹2025年からは省エネ基準が義務化へ

2025年4月から、全国で新築住宅の省エネ基準適合が義務化されます。


これにより、建築確認を通すためには「断熱性能」や「一次エネルギー性能(光熱費を抑える性能)」を満たすことが必須になります。✅

 

壁の断熱材・サッシ・給湯器・換気設備など、住宅全体の性能が問われる時代へ。

 

 

これらの仕様向上は確かにコストアップ要因ですが、その分、快適性・光熱費の安さ・資産価値の維持にもつながります。🌿💧


🔹建築費が上がっている理由は「見えない安心」

「新築住宅の価格が高くなった」と感じる方も多いはず。


その理由は、物価や資材の値上がりだけではありません。

実は、法改正による性能基準の底上げが大きく影響しています。📊

 

たとえば最近では、建売住宅でも「耐震等級3」(警察署や消防署と同等の耐震基準)を標準とする会社が増えています。💪

 

 

かつては「新耐震基準だから安心」と言われていましたが、今はそれだけでは十分とされません。


より強く、より省エネで、より長く使える家が“新しい当たり前”になりつつあるのです。✨


🔹まとめ:進化した家は、価値も長持ちする時代へ

住宅の基準が上がるということは、単に「価格が上がる」話ではありません。
それは「より安全で快適な暮らしを、長く続けるための投資」でもあります。💫

これから家を建てる人にとっては、初期費用は少し上がっても、

  • 🌪️ 災害に強く

  • 💡 光熱費が安く

  • 🕰️ 長く価値が続く

 

──そんな“進化した家”を手に入れるチャンスの時代です。


📌 ワンポイントメモ

補助金や省エネ基準の内容は、年度や自治体によって異なります。
住宅会社や設計士さんと相談し、最新の制度内容を必ず確認しておきましょう。🔍

参考元

 

  • 国土交通省「建築物省エネ法 改正概要(2025年施行予定)」

  • 国交省「住宅の耐震化特設ページ」

  • 長期優良住宅制度/ZEH支援事業 公募要領(令和6年度)

  • 住宅金融支援機構「住宅市場動向調査2024」

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