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南海トラフ地震に備える ― 過去の震災から学ぶ課題と、豊橋市での備え

🔎 はじめに

日本は世界有数の地震大国です。その中でも、30年以内に70〜80%の確率で発生すると予測されているのが「南海トラフ地震」。豊橋市も例外ではなく、🌊津波・液状化・建物倒壊といった大きな被害が想定されています。

 

阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)など、過去の大地震では「想定外」の被害や避難生活の課題が浮き彫りになりました。
この記事では、国の対応・個人の備え・避難所利用・在宅避難に加え、豊橋市の地域性を踏まえた備え方をまとめます。


🏛️ 国の対応とその限界

大地震が起きると、国や自治体はすぐに災害対策本部を設置し、自衛隊・警察・消防が救助にあたります。食料や水、毛布、トイレなどの物資も輸送されます。

しかし過去の震災では課題もありました。

  • 🚧 阪神淡路大震災:交通が寸断され、救援が遅れた

  • 🌊 東日本大震災:津波と原発事故で避難が長期化

  • 🏫 避難所では感染症やエコノミークラス症候群が発生

 

その経験を受け、現在は「プッシュ型支援」(必要を聞く前に物資を届ける方式)が導入されています。
それでも、発生直後の数日間は自助・共助が基本です。


🛠️ 個人で備えておくべきこと

備蓄品

  • 💧 :1人1日3リットル × 最低3日分(できれば1週間分)

  • 🍚 食料:レトルト・缶詰・インスタント食品・栄養補助食品

  • 🚻 トイレ用品:携帯トイレ・ウェットティッシュ

  • 💊 必需品:常備薬・メガネ・補聴器・乳児用品

防災グッズ

  • 🔦 懐中電灯・電池・モバイルバッテリー

  • 🔥 カセットコンロ・ポータブル電源

  • 📣 笛(閉じ込められたときの救助用)

連絡方法

  • ☎️ 災害用伝言ダイヤル171

  • 📱 LINEやSNSでの既読確認

  • 👨‍👩‍👧 家族で集合場所や安否確認方法を事前に決めておく

 

👉 南海トラフでは広範囲でライフラインが止まる可能性があるため、1週間分の備蓄を意識しましょう。


🏫 避難所の現実と課題

避難所は「自宅が倒壊・浸水・焼失した人」「在宅での生活が危険な人」が利用します。

過去の震災での課題:

  • 🚻 トイレ不足・衛生環境の悪化

  • 🛏️ プライバシーが守られない

  • 😷 過密による感染症リスク

 

そのため、家が安全であれば必ずしも避難所に行く必要はありません


🏠 在宅避難という選択肢

家が無事であれば「在宅避難」が有効です。

  • 混雑した避難所を避けられる

  • 家族のプライバシーや健康を守りやすい

  • 備蓄品を活用できる

在宅避難のポイント:

 

  • 🪛 家具の固定・ガラス飛散防止フィルム

  • 🎒 非常持ち出し袋を玄関に置く

  • 🤝 近所との助け合い(情報共有・物資シェア)


🏘️ 豊橋市の地域性を踏まえた備え

🌊 津波リスク

  • 明海町・神野新田町など沿岸部は最大10m級の津波が想定。

  • 津波避難タワーや高台への避難ルートを確認しておきましょう。

🏞️ 液状化リスク

  • 豊川沿い・埋立地は液状化の危険が高く、道路やライフラインに影響の恐れ。

🏠 在宅避難の現実性

  • 内陸部(牛川・岩田・南栄など)は津波リスクが低く、在宅避難しやすい。

  • 沿岸部はまず津波避難が最優先。

🚗 豊橋市民が特に備えておくとよいもの

  • 車中泊グッズ(エアマット・毛布・ランタン)

  • 高齢者向けの介護用品や常備薬

  • 停電対策(ポータブル電源・ソーラー充電器)


✅ まとめ

  • 南海トラフ地震は「必ず来る」と言われている災害

  • 国の支援はあるが、最初の数日は自助が欠かせない

  • 備蓄は最低3日、できれば1週間分

  • 避難所は「自宅で生活できない人」のため

  • 家が安全なら「在宅避難」で生活を守る

  • 豊橋市では「津波・液状化・車社会」という地域性を意識した備えが重要

 

👉 普段から「自分の住む地域のリスク」を確認し、家族と一緒に備えを整えておきましょう。

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