冬になると増える健康リスクのひとつが「ヒートショック」です。
急激な温度差によって血圧が大きく変動し、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす危険があります。特に高齢の方にとっては注意が必要です。
この記事では、住まいの中でできるヒートショック対策をご紹介します。
ヒートショックが起こりやすい場所 🚪➡️🛁
ヒートショックは、寒い場所から急に暖かい場所へ移動したときや、逆のパターンで起こりやすいとされています。
特に以下の場所は注意が必要です。
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浴室(入浴時の温度差)
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脱衣所(服を脱ぐことで体温が下がる)
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トイレ(短時間の利用でも温度差が大きい)
実は多いヒートショックの事故 🚨
あまり知られていませんが、ヒートショックによる入浴中の事故死は交通事故よりも多いといわれています。
つまり「自分や家族には関係ない」と思わず、誰にでも起こりうる身近なリスクとして考えることが大切です。
防ぐためにできる工夫 🌡
1. 浴室・脱衣所を温める
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浴室暖房機を使う
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脱衣所に小型の暖房器具を置く
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入浴前にシャワーで浴室を温めておく
2. お風呂の温度を見直す
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お湯の温度は 41℃以下
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長湯を避け、入浴時間は 10〜15分程度
3. 入浴前後の習慣を工夫
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入る前にコップ1杯の水を飲む
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体を洗ってから湯船に入ると温度差が和らぐ
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急に立ち上がらず、ゆっくり動作をする
4. 家全体の断熱性を高める 🏠
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窓に二重サッシや内窓を設置する
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床や壁の断熱リフォームを検討する
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カーテンを厚手にすることで熱を逃がさない
補助金を活用したリフォームもおすすめ 💰
ヒートショック対策のリフォームは、国の補助金制度(住宅省エネ2025キャンペーン)を活用できる場合があります。
たとえば、
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先進的窓リノベ2025事業(断熱窓リフォーム)
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子育てグリーン住宅支援事業(浴室改修など)
ただし、これらの補助金は 予算がなくなり次第終了 となります。
必ず最新の進捗状況を、国の公式ホームページなどで確認するようにしましょう ✅
まとめ ✨
ヒートショックは、実際に多くの方が亡くなっている身近なリスクです。
しかし、ちょっとした工夫や住まいの改善でリスクを減らすことができます。
健康と安心のために、浴室や脱衣所の暖房、断熱リフォームなどをぜひ検討してみてください。
補助金をうまく活用すれば、費用を抑えて快適な住まいを実現できますよ😊